平成23年6月7日

嵐山町議会議長  藤野 幹男様

 

文教厚生委員長 渋谷 登美子

 

所管事務の調査報告

 

本委員会は所管事務を下記の通り、報告します。

 

 

本委員会は、「地球温暖化対策について」と「文教厚生委員会に関係する施設とそれにかかる人的配置」を閉会中の特定事件とし、324日、415日、511日、524日に委員会を開催し、調査研究した。

 

1、                地球温暖化対策について

    324日の委員会、環境課長出席のもと仮称嵐山町地球温暖化対策推進条例案の説明文の策定を行い、424日の町民との意見交換会の資料、HPへの掲載を行う準備を行った。

    415日、文教厚生委員会主催の協議会を開催し、町長・副町長、嵐山町関係各課より1名参加のもと、気候ネットワーク東京事務所長の平田仁子さんを参考人として招致し、気候変動問題を考える〜世界・国の動向から〜についての講演会を開催した。

  その後、委員会を開催し、424日の町民との意見交換会についての準備と打ち合わせを行った。

    424日、地球温暖化対策についての町民との意見交換会を開催した。気候ネットワークの平田仁子さんと環境自治体会議政策研究所副所長の増原直樹さんに基調講演をお願いし、その後条例案を委員長より説明し、意見交換を行った。参加者は22名であった。

本講師への謝礼は、文教構成委員会委員の会派・個人の政務調査費より応分負担で、講師料として5万円を支払った。議会が開催する講演会として、予算設定に日程的に難しい場合のひとつの方法として、政務調査費を活用させていただいたことの協力に感謝している。

    511日の委員会、44日から56日までの条例案に対するパブリックコメント20件について検討を行い、条例案を見直し、パブリックコメントへの対応を話し合った。また、パブリックコメント後見直した条例案について例規審査会に検討を依頼することとした。

  パブリックコメントとあわせて公募した条例名への応募は6件であった。その6件の名称を検討した結果、全員一致で「緑と清流・オオムラサキの舞う嵐山町ストップ温暖化条例」に決定した。

    524日の委員会、例規審査会より「緑と清流・オオムラサキの舞う嵐山町ストップ温暖化条例」案についての25件の指摘について検討し、条例案を最終検討し、条例案を完成した。

環境農政課長より、機構改革および職員の異動により、日程的に平成2410月までに、嵐山町地球温暖化対策地域推進計画を策定するのは難しいとの報告を受け、策定は、平成24年度末までに策定することとした。また、パブリックコメントへの対応について、文案化したものを検討し、再修正を行い、嵐山町議会のHP上に掲載することと決定した。

「緑と清流・オオムラサキの舞う嵐山町ストップ温暖化条例」は、委員会提案として本定例議会に議案上程することを決定した。議案上程の順序としては、「環境基本条例案」、「緑と清流・オオムラサキの舞う嵐山町ストップ温暖化条例案」、「特別職の職員で非常勤のものの報酬および費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例案」となる。

 

以上、閉会中の特定事件「地球温暖化対策について」は、6月定例議会への条例案の上程をもって最終報告とする。

 

2、文教厚生委員会に関係する施設とそれにかかる人的配置について

524日、委員会を開催し、内田子ども課長ならびに、小林学校給食センター所長に、民間委託後の学校給食についての説明を求め、委員会からの質疑を含め、下記を報告する。

(1)4月からの計画停電については、結果として停電はなかったため、実施はされなかったが、計画停電によって、運搬・調理・子どもの給食時間・洗浄・次の日の準備に影響がでてくるため、細かな打ち合わせを行った。計画停電の時間帯によって朝7時からの調理開始や、夕方4時からの洗浄、消毒等と時間調整、運搬時間の調整を行った。

献立については、主食が麺の場合、おかず、汁が調理できないこともあり、主食は、麺をはずし、パン、ご飯にして献立をたてている。

(2)民間委託後の給食センターの稼動について

委託先の東京ワックス株式会社は7名(うち男性2名)を正社員として雇用している。前年度非常勤職員であった9名は、全員パート社員として雇用され、学校給食センターにおいて継続して業務に従事している。前記(1)の計画停電の場合の、早朝、夜間の業務は可能ということで、計画停電の対応についての連携した準備が行えている。4月当初は、食器数の間違いなどがあったが、現在ではミスもなく、学校給食センターでの業務は談笑などもあり、なごやかな職場として稼動している。

 

以上、中間報告とする。